MENU

瓦礫撤去

今年に入って話題になった「瓦礫」の撤去工事が始まっています。
どうやら、当初も目算より瓦礫の厚みが少なかった(20cm程度)だったようで、すでに砂を被せるようなところまで来ていました。

私たちは、ここを今更掘り返して貴重な砂をそこに使うのはナンセンスで、過去の負の遺産として残してこくような提言をしてきましたが、「不法投棄は悪で、見つけたら撤去しなければならない」という至極真っ当な法律を傘に撤去工事をしなければならないという現場行政の判断で行われました。

それを後押ししたのが、「中田島砂丘に瓦礫?不法投棄?」「浜松市民の大切な宝、中田島砂丘にあってはならない」という、現実を見たこともない市民の感情でした。
でも、実際にそのような運動が起こったわけでもなく、マスコミが報道しただけで、「きっとそう思っているよな」という感覚を行政当局が思っただけに近い。

そして、我々の声は無視され工事が決定しました。

そもそも、そこに瓦礫がある理由、誰が捨てたのか?など瓦礫について何もわかっていなかった。
浜松市は、そのような資料が残っていないし、把握しているエリア外であるという回答。
だから、どれだけ入っているかも分からなかった。
ずっと、砂の下にいて、その砂が飛んでいってしまったから露呈したことをどこも話題にしなかった。
砂が供給されないから、飛ぶだけ。しかも防潮堤によって風の通りが確定され、集中的な飛砂を生んだことなど、本当はそこが語られるべきであったろうし、そのことを言ったけどどこにも届かなかった。

工事によっての課題は
・重機の侵入により、砂丘内が荒らされる
・撤去後に被覆する砂がどれだけ必要で、どこから持ってくるのか。そんな砂があるなら砂丘内の供給してほしい
・こんな予算があるなら砂丘の保全に回してほしい
・防潮堤の足元なので、本体に影響が出るんじゃないのか?
ところでした。

本当は美しい中田島砂丘ですが、劣化が進んでいます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次