かねてより話を聞いていたが、砂丘自治会長の努力により市住宅課による説明会が実現した。自治会長から直接連絡いただいていたのもあって参加させていただきました。
自分たちが暮らす場所、ましてや自分の住処に関することだけに砂丘公民館には50名ほど集まったかな。地域小学校の校長先生もいらっしゃっていた。
会場の正面には浜松市住宅課の5名の方。
何かしら不穏な感じがしていたが、会がスタートしてすぐに「回覧には住宅課の名前で回りましたが、会長さんにお願いされて今日ここにきました」と一言。
さらに、自治会長が「質問はすべて私の方から」と発言。
なるほど。
説明はA4に書かれていることを説明して10分で終了。
住民一同「?」
住民は勝手に質問。それを柔らかく自治会長が質問し直すが、まともに答えてくれない市の方々。
業を煮やした住民はヒートアップ。それにはほとんど答えない市の方。
まともに答えてくれないのでさらに攻撃的に話す住民。
結局、ほとんど答えることなく1時間で終了。
隣に座った高齢の方が「これじゃ、来ても意味なかったですね。私はどうなっちゃうか、心配だわ」と言って会の途中で帰ってしまった。
住宅課の皆さんは、市の資産である市営住宅を効率よくしたいのであろうが、我々はそこで暮らすものである。誰もこれだけ入居率が低くなった(約50%)団地を集約(半分潰す)ことに理解がないわけではない。不安なく暮らすことができるまちに住みたいだけなのである。そのために、これからここがどうなっていくか知りたかっただけなのに。
今後の砂丘のまちづくりのためにも、住民のためにも必要かと思っていた自治会長の努力も水の泡。
市の方をたくさん知っているので、言えること、言えないこと、ましてや担当範囲のこともわかりますが、今日はあまりにも残念でした。
「集約事業については決定事項。粛々と進めるだけ。今日は自治会長に頼まれたから来ただけ。」
なら、来ない方が良かったのに。
浜松駅から車でまっすぐ南へ15分。
目の前には海や砂浜、森、そして中田島砂丘を持つ砂丘地区。
ここならではのまちが作れるはず。
熱くなるおじさんや憂いるおばさんをみて少しだけ勇気をもらえた気がしました。
ただ、心配なのは団地解体後の跡地利用のこと。
「関係部署と検討中。何も決まっていません」だって。中田島砂丘の防潮堤もそういやってできました。
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